旧Yoshikawaの出張所のアーカイブ

はてなグループ「ニコニコ部」にあったYoshikawaの出張所のアーカイブです。はてなグループのサービス終了時にエクスポートすることを忘れていたために、2020年4月にインターネットアーカイブからサルベージしたデータです。

人が機械の為に創ったものをまた人が消化して・・・の舞台裏で(2008-02-02にはてなグループに投稿した内容のアーカイブ)

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 久々に本家ニコニコ動画アイマス関係を書いたのですっきりした今日この頃ですが、原稿の下書き段階でメモっていたけど結局本編に書ききれなかったことをここにメモとして残しておきたいと思います。

 

 最近の「踊ってみた」系のムーブメントで再認識したのは、アイマスの新しい使い方として「振り付けツール」というのが定着するのかという事です。初音ミクDTMに欠けていた「歌う」という部分を補完するパーツだったように、アイマスもPV系動画での「振り付け」を補完する役割を担う可能性があるのかなんてことを思ってしまいました。

 前に本家でちょっと書きましたが群衆の叡智の最も良い使い方のひとつは無限に近いパターンをしらみつぶしにあたっていくような試行錯誤型の検証だと言われています。ところがこの無限のパターンの中に今回の「振り付けツール」だとからぶデス2に見られるような「3D美少女*1キャラデザインツール」のような、明らかに最初の制作者の斜め上をいくパターンが発見&編み出されるのは、凄いことだと思いますし世の中の発展の為にもなっていると思うのです。これが多分私の最近のワクワク感が止まらないところに繋がっているのだと思います。

 さてそれでは今後この分野の市場はどうなるのでしょうか。直にさらに「振り付け」に特化したモーションキャプチャー系のソフトが出てくるのかもしれません。確か初音ミクの場合は、そのヒットに気をよくした類似製品がでたと思うのですが、アイドルマスターの場合、これまであまり競合というかパクリ製品がでていないような気がします。

 今後「自分でデザイン&教育したアイドルをネット上の動画共有サイトで披露してそれを競う」というコンセプトのツールやそうしたコンセプトのネットゲームがでるのかなども、見ときたいと思っています。

 

 それと最後に「踊ってみた」作品が現れたと言うことは、MAD作品が単なる思いこみのつぎはぎの絵空事ではなく実演できたということで、これは偶然かも知れませんがこれらのMADの作者の方々の振り付け力というかダンスデザインの力の凄さに感服しました。

(吉川 日出行)

 

*1:男をデザインした人もいるようですが

白2008/02/27 18:30ミクを躍らせるツールが公開されましたね。
アイマスを意識してる様にも見えますし、境界が消えつつあるのかしれません。

YoshikawaYoshikawa2008/03/03 00:50MikumikuDanceすごいですよね。驚いています。
私も『次は「踊る」のパーツ化だろう』という予想が半分あたったので喜んでいますw